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今シーズンのベストリードオフマンを決める~セリーグ編~

今シーズンプロ野球で各球団の1番打者の成績を比較し、誰が最も優れたトップバッターであったのかを検証し、勝手に今シーズンのベストリードオフマンを選出しようという企画です。
今回はセリーグ編です。

1番打者としての働きを評価するために、ここでは得点、三振、出塁率、長打率、盗塁数、P/PA(1打席辺りに投げさせた投球数の平均を示す指標)を用います。各チームの選出基準は、1番として公式戦の3分の1以上に出場している選手としました。

 
それぞれの指標を用いる理由

得点・・・1番打者としてチームの得点を生み出すことが 重要である。しかし、後続の打者に左右されるなどするため、あまり明確な判断基準にはならないか。

三振・・・一般的に1番を打つ選手は足が速い選手が多く、内野安打が狙えるが、バットに当たらなければ何も望めない(振り逃げはあるが)ため、三振は少ない方が望ましい。

出塁率・・・ヒット以外にも四球で塁にでることで、得点が増えることになる。そのため、打率よりも優先すべき成績であるといえる。また、四球は最低でも相手投手に6球投げさせることにもなる。1番打者に最も必要とされる視標の一つであると考える。

長打率・・・単打に比べ、長打の方が得点をもたらす確率はあがる。 1番打者としては、長打よりも出塁を優先すべきであり、長打率が評価に及ぼす影響は少ない。

盗塁数・・・一つでも先の塁に進塁することにより、 得点をもたらす確率が上がる。しかし、盗塁数はチームの作戦にも影響される為、単純な比較は難しい。

P/PA・・・1打席辺りに相手投手に投げさせる球数の平均を示す指標。高ければ高いほど、相手投手に球数を投げさせており、粘り強い打撃ができていることがわかる。1番打者に最も必要とされる指標の一つであると考える。

今シーズンの成績

 
選手名 試合数 得点 三振 出塁率 長打率 盗塁数  P/PA
田中 143(142) 102 119 .367 .372 28(59.6) 4.15 
長野 143(82) 58 78 .326 .326 8(80.0%) 3.65
桑原 133(98) 80 93 .356 .413 19(63.3%) 3.88
高山 134(55) 48 109 .316 .391 5(55.6%) 3.75
坂口 141(71) 74 66 .375 .340 7(63.6%) 4.07
大島 143(125) 80 69 .348 .382 26(68.4%) 4.14



広島 田中広輔 


得点が100点 を超えており、断トツの数字である。これは後続の打者が優れていたこともあるが、出塁率が高く、足も速いためホームを踏むことが多かったと考えられる。

巨人 長野久義 △

長打率はまずまずであるが、P/PAが最小であっため、出塁率が上がらなかった。盗塁も一桁と1番打者としての役割を果たしたとはいえなかった。

DeNA 桑原将志 

得点は2位タイ、盗塁は3位、ops(出塁率と長打率を足した指標)はトップとセリーグで最もパンチ力のあるリードオフマンであった。チーム初のCS進出に欠かせない存在であったといえる。

阪神 高山俊 △ 

得点、出塁率、盗塁数いずれも6選手中最下位。また、P/PAが少なく三振も多いため、淡白な打撃であった印象。新人王は獲得し、安打こそ量産したもの、ボールの見極めに課題を残し、1番打者としては物足りない成績であった。

ヤクルト 坂口智隆 

出塁率、P/PAはともにトップで、三振も最小。ホームランはなく、長打率は最も低いが粘り強い打撃でチームに貢献し、見事新天地で復活を果たしたといえる。唯一の欠点としては、盗塁が少ないことか。

中日 大島洋平
 

得点、P/PA、盗塁のいずれも6選手中2番目で、かつ三振も少ない。粘り強い打撃に加えて足も使えるため、1番打者としてふさわしい成績である。


~発表~

 ベストリードオフマン賞 セリーグ部門
      
    広島 田中広輔

選考理由
すべての項目でハイレベルな数字であることに加えて、全試合に出場し、広島のリーグ優勝に貢献
文句なしの受賞。