冴えない男子の語りどころ

野球とアニメに関する情報を中心に発信しています。

【第72大横綱】稀勢の里の横綱昇進が相応しい理由を考察する

日本出身力士14年ぶりの横綱となった稀勢の里ですが、喜びの声が多くを占める一方、まだ早いのではないかという声もファンのみならず角界からもでています。そこで、稀勢の里横綱昇進は本当に正しかったのか大関時代の成績や品格などから考えます。

f:id:takegatari:20170130214408j:plain

横綱昇進の基準

はじめに横綱昇進への基準なるものをまとめました。

横綱昇進の基準に明確なものはありません。

横綱昇進には横綱審議委員会の推薦が必要となり、その規定は以下の通りです。

1.横綱に推薦する力士は品格、力量が抜群であること。

2.大関で2場所連続で優勝した力士を推薦することを原則とする。

3.第2項に準ずる好成績を上げた力士を推薦する場合は、出席委員の3分の2以上の決議を必要とする。

4.品格については日本相撲協会の確認に基づき審議する。

 

現在は第2項に関し、大関で2場所連続で優勝した力士とするのは厳しすぎると意見があり、大関で2場所連続で優勝に準ずる成績となっています。

 

品格

稀勢の里の相撲に対する姿勢はとても愚直であるといわれています。

現在の3横綱でさえ立ち会いに変化することがみられますが、稀勢の里は立ち合いは常に真っ向勝負であたりに行きます。

横綱たるもの正々堂々と他の力士に胸を出してほしいものです。

横綱になっても正攻法の相撲を見せてくれると思います。

また、これまではあまり多くを語らない性格でメディアへの出演もほとんどありませんでしたが、横綱昇進後のインタビューや伝達式では口上で少し噛んでしまいました。

その後の会見で「ちょっと噛んでしまった」と語り記者を笑わせるなどユーモアがあり面白い姿もみせてくれました。

 

力量 

横綱昇進前の直近6場所の成績

f:id:takegatari:20170127120434p:plain

※青が優勝、緑は優勝決定戦に進出

 

上記の表は貴乃花以降の横綱の昇進前の直近6場所の成績、勝敗、勝率、優勝回数を示しています。

横綱は長期にわたって安定した成績を挙げることが望まれます。

そこで直近6場所の成績を見てみましょう。

勝率を比較すると、稀勢の里勝率が8割越えの.822と貴乃花に次いで2番目に高いことがわかります。

稀勢の里年間を通して安定した成績を残しているということができます。そしてこの安定感こそが彼の何よりの強みだと思います。

次に横綱審議委員会の推薦規定である大関で2場所連続で優勝に準ずる成績を満たしているかをみていきます。

ご覧のように稀勢の里以外の力士は、横綱昇進前に2場所連続で優勝あるいは優勝に準ずる成績(鶴竜は優勝決定戦で敗れたため優勝に準ずる成績といえる)を残しています。

一方、稀勢の里は1月場所でこそ優勝しましたが、先場所は優勝した鶴竜に星の差2つで終えており優勝次点ではありましたが、優勝に準ずる成績とは言えないと思います。

また、1月場所は日馬富士鶴竜豪栄道横綱大関が休場のためあたらなかった(豪栄道戦は不戦勝)ため運よく優勝ができたという見方もできると思います。

実際に元大関琴欧州の鳴門親方が「全然強い力士と当たっていない」との発言があるなど相撲関係者からもまだ早いとのがは度々聞かれます。

 

ケガに強い 

横綱は最高位として常に出場することが求められます。

稀勢の里入門以降、1場所を通じての休場が1度もありません

休場したのもも2014年1月場所の千秋楽の1日のみです。

他の横綱をみると現役では日馬富士鶴竜は度々休場していますし、白鵬ですら大関時代に1度、昨年の9月場所に1度休場があります。

過去の横綱をみてもケガに苦しみ引退していった横綱が数多くいます。

そんな中で、力士の中でもっともケガにも強いといってもよい稀勢の里横綱として土俵に上がり続けることでしょう。

 

人気

横綱として国民から応援されるとともに、見ている人たちに夢を当たられることも求められます。

昨年で5回目を迎えた日刊スポーツが毎年行っている大相撲総選挙では5年連続で稀勢の里が1位に輝いています。

この結果が示しているように稀勢の里は絶大な人気があり、横綱昇進後はより期待される力士になると思います。

 

www.nikkansports.com

 

 まとめ

ここまで様々な視点から稀勢の里横綱昇進が相応しいかをみてきました。

横綱として求められる品格、人気は申し分ないといえると思います。

実力面では安定した成績を残しているものの優勝は1度しかなく、まだ昇進が早いとの声があるのも理解できます。

しかし昨年は年間最多勝にも輝いており、その他の横綱も含めて今最も安定しているのが稀勢の里です。

白鵬戦にも現在3連勝していますし、横綱に相応しい成績は残していると言えるのではないでしょうか。

賛否両論ありますが、横綱に昇進した第72大横綱稀勢の里を応援していきましょう!