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田澤純一がマーリンズへ。不振の原因と来シーズンへの期待。

今朝の報道で田澤純一選手がマーリンズと契約合意したとの報道がありました。
今季は不振でマイナー落ちもあった田澤投手。そこでその原因と来シーズンへの期待を占います。 

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経歴

はじめに田澤投手の経歴を簡単に振り替えってみます。
社会人野球で活躍し、プロから注目を浴びる。
ところが2008年、メジャー挑戦を表明する。

田沢は日本のプロ野球を経験しないでメジャーに挑戦する史上初の選手となった。 
その年の12月4日、レッドソックスと3年契約を結ぶ。

2009年8月7日にメジャーデビュー。結果はA.ロッドにサヨナラホームランを浴びる。

2012年は37試合に登板し、防御率1.43と好投する。

2013年に初めてフルシーズン通して活躍し、71試合に登板。

ポストシーズンでも好投をみせ、チームのワールドチャンピオンに大きく貢献した。
以降、毎年中継ぎとしてフル回転しているが、昨シーズン、今シーズンは防御率が4点台とやや成績を落としている。

不振の原因を探る

まずは昨シーズンの成績を見る
2015年 61登板 2勝7敗3S12H 防御率4.14 FIP3.05 WHIP1.33

ここで注目してほしいデータがFIP である。


FIP とは野球を統計学的な側面からみるために用いられるセイバーメトリクスの一種である。
FIPは運の要素(フェアゾーンにとんだホームラン以外の打球が安打になるかは運の要素が強い)を排除した数字でより投手の実力を正確に表す指標であるといわれる。
防御率は運の要素が大きく絡むので、FIPを本当の防御率であると考えるとよい。)

田沢の防御率は4.14であるが、FIPは3.05である。つまりこの年の田沢は不運な打球が原因で失点したことが多かったと考えられる。 

このことから昨シーズンの田沢の成績不振の原因は、運に見放された部分が大きかったと考えられる。

今シーズンの成績を振り返る
2016年 53登板 3勝2敗16H 防御率4.17 FIP4.23  WHIP1.23

再びFIPに注目してみよう。

今シーズンは防御率が4.17であるのに対して、FIPも4.23とほぼ同じ数字である。

今シーズンは昨シーズンとは異なり、運の要素を排除しても、FIPがこの数字であるという事は成績不振の原因は運以外にありつまりそれは投手の責任にあると考えることができる。

田沢投手のデータを調べた結果、不振の原因は2つあることが分かった。

不振の原因①
本塁打が増加したため、失点が増えたと考える。
次のデータを見てほしい。

HR/9
2015年 0.77 
2016年 1.63


このデータは9イニングに打たれるホームラン数の平均を示したものである。
昨シーズンは9イニングで打たれるホームランの数の平均が1本にも満たなかったのに対し、
今シーズンは1本以上のホームランを浴びてしまったことが分かる。
加えて、今シーズンはHR/9がキャリア最低であった。

不振の原因②
コントロールが低下したため、失点が増えたと考える。
次のデータを見てほしい。

BB/9
2015年 1.99
2016年 2.54


このデータは9イニングあたりに与える四球の数の平均を示したものである。
加えて、今シーズンはBB/9がキャリア(本格的に投げ始めた2012年以降)最低であった。
つまりコントロールが低下してしまった結果、無駄な出塁を増やしてしまい、それが失点につながった。
また、コントロールが甘くなってしまったことで、ホームランを浴びる可能性も上がってしまったということができるだろう。

 

来シーズンへの期待

今シーズンはコントロールが悪化し、ホームランが増えてしまったと書いたので、悪いことばかりであったと思う方も多いだろう。
しかし、来シーズンへ向けて期待できるデータもある。
それは今シーズン、奪三振率がキャリアハイであったという事だ。
今シーズンのK/9(9イニングあたりに奪う三振の平均)は9.79と1イニングに一人以上三振を奪っていることになる。このデータから考えると、ボールの威力自体は上がっているということができるのではないか。
若手の選手が多いマーリンズにとって、ワールドチャンピオンにもなった経験豊富な田澤投手が加入したことは、大きな戦力補強となったといえる。
イチローとともにマーリンズの躍進のピースとなってくれることを期待したい。 

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